【自転車】初めてロードバイク買うときの選び方(カスタム検討編)

こんにちは。ねこまんまです。
下記記事の続きとなります。
今回は初めて買ったロードバイクのカスタムについてお話したいと思います。
前提
ロードバイクのカスタムは必須??
必須ではないと思います。
完成車を購入して特に不満を感じなければ、無理にカスタムをする必要はないです。(きちんとしたメーカーの完成車であれば、普通に公道を走ることに対して問題が生じるような構成にはなっていません。)
カスタムのやりすぎに注意

せっかく完成車を買ったのにパーツをとっかえひっかえしては、完成車の一番の強みであるコスパの良さを潰してしまうことになります。
フレームの色やデザインが気に入っているのであれば、コンポーネントの総入れ替え等も検討してよいですが、せめて完成車のまま数年乗って、既存のコンポーネントがヘタってきてから交換した方が無駄がなくてよいと思います。
特にそういったこだわりがないのであれば、中途半端にコンポーネントを入れ替えるよりは今のロードバイクを乗り倒した後に、交換したいグレードのコンポーネントの搭載された完成車に乗り換えた方が満足度も高いです。(メーカーによりますが、コンポーネントの交換と乗り換えで費用もそこまで大きく変わらないと思います。)
法令で取り決められた装備
ここでは前照灯、尾灯、反射板といった法令で装備が義務づけられているものについては、必要に応じて取り付けられていることを前提に話を進めます。
おすすめのカスタム
この記事ではエントリーグレードの不満が出やすい点、費用に対して効果を感じやすい点についてのカスタムを重点的にご紹介したいと思います。
自分自身で行っても問題ないと思われるカスタムには”〇”、自転車屋さんにお願いした方がよいと思われるカスタムには”◎”を先頭に記載します。
〇ボトルケージ

ドリンクボトルやペットボトルなどを、ロードバイク本体に備え付けるためのパーツです。
これがあることで水分補給が各段に楽になりますので、最優先で取り付けることをおすすめします。
サイクリング時にリュックサックやウエストポーチなどを身に着けて、そこに飲み物を入れてもよいのですが、せっかく軽量なロードバイクに乗るのであれば、自分自身も身軽な方が気持ちがよいと思います。
Amazon等で検索すると様々な製品がヒットしますが、安い非金属の製品は走行中の破損のリスクがあるのでおすすめできません。
公道走行中に何かを道路に落とすのは、自分だけの問題で済まないこともありますので、可能な限りリスクは減らしておくべきです。
お金をあまりかけずに丈夫な製品を買いたいのであれば、ミノウラのデュラケージがおすすめです。
Amazon等でも1000円程度で購入できます。
金属製のため耐久性もありますし、重さは36gと意外に軽量です。
色も複数あるため、ご自身のロードバイクに合ったものを選ぶことができます。
〇サドルバッグ

ロードバイクのサドルとシートポストに固定する小型バッグのことです。
鍵やツール類などのちょっとしたものを入れることができるため、手荷物が減ってリュックサックやウエストポーチなどが不要になり、身軽な状態でサイクリングすることができます。
自転車に長時間乗ってみるとわかりますが、荷物は人が持つよりも自転車に取り付けたほうが楽です。
サドルバッグ以外にも自転車に固定するタイプのバッグは様々ありますが、サドルバッグが一番デメリットが少なく汎用性もあると個人的には思います。
サドルバッグの収納量は少なめですが、日帰りのサイクリング程度なら無駄を省けばサドルバッグとサイクルウェアのポケットで収まる量の荷物にすることができます。
サイクリング時の荷物についても機会があれば後日お話したいと思います。
ちなみに私はトピークのエアロウェッジバッグのMサイズを使っています。
〇サイクルコンピュータ

略してサイコンと呼ぶことが多いです。
自転車に本体とセンサーを装着することで、様々な情報を確認&記録できます。
基本的な機能として速度(現在、最高、平均…)、走行距離を測ることができて、少し良いものになると加えてケイデンス(ペダルの回転数)、高度、勾配、消費カロリーなんかもわかります。
ハイエンド製品だとさらに走行ログの記録、ルート案内などができるものもありますが、スマホでも代用できるので個人的にはそれほど必要性は感じられません。
〇サドル
長時間身体を預けるところですので、できるだけ自分に合ったサドルを選びたいものです。
とはいっても片っ端から試していてはお金と時間がいくらあっても足りませんので、レビュー等の前評判からある程度予想して判断するしかありません。
競技利用するつもりでなければ、始めのうちはエンデュランス系のサドルを選んだ方が快適にサイクリングを楽しめると思います。
有名どころだとSPECIALIZEDのAVATARなどがあげられます。
出典 SPECIALIZED AVATAR COMP GEL SADDLE
私自身もAVATARは最有力候補だったのですが、その前にお試しで買ったサドルで満足してしまったため使用したことがありません。
そのため残念ながらレビューはできませんが、技術力の高いSPECIALIZEDが人間工学に基づいて設計をしているため、悪い製品ではないと思います。
ちなみに現在私はマックバースト?というメーカーのサドルを使っています。
Amazonで1,500円くらいで販売されており、重量は中々ずっしりしていますが、座り心地は中々よいです。
AVATARは10,000円くらいしますのでお試しとはいきませんが、上記サドルであれば合わなくてもお財布のダメージは少ないですので、よろしければ購入してみてはいかがでしょうか?
ちなみにロゴがあまり好みでない場合、ラッカーうすめ液でこすると消すことができます。(自己責任でお願いします。)
最後になりますがロードバイクを乗り始めたころは、どんなサドルを使ってもある程度の距離を走るとお尻が痛くなってきます。
それは多くの場合サドルのせいではなく、体がロードバイクに乗り慣れていないせいですので、最低でも1年くらいは完成車のサドルを使ってみて、まったく改善される様子がないようであれば交換を検討することをおすすめします。
交換については比較的簡単ですが、不安が残るようでしたら自転車屋さんにお願いするのが無難だと思います。
◎ブレーキ
しばらく乗ってみて制動力に不安を感じるようであれば、早めに交換した方がよいです。
エントリーグレードに標準装備されているキャリパーブレーキは、ダウンヒル等の高速走行時に必要な制動力が十分に備わっているとは言えないものが多いです。
また市街地の走行中は、急制動を求められることがそれなりの頻度であります。
交換する場合はSHIMANOの105グレードがおすすめです。
出典 SHIMANO BR-R7000
105の上位グレードにはULTEGRA、DURA-ACEがありますが、上記2つは価格が大幅に上がる割にそこまで制動力は変わらないと聞いています。
制動力の他に重量も変わってきます(ULTEGRA、DURA-ACEの方が軽い)が、エントリーグレードのロードバイクを買ってキャリパーブレーキの重量を気にするのは、どう考えても合理的ではありません。
変速回りの交換については互換性の有無を考慮する必要があるため少々面倒ですが、キャリパーブレーキに関してはSTIレバーとブレーキがSHIMANO製であれば、ほぼ間違いなく互換性があります。
例えばSORAグレードのSTIレーバーで、DURA-ACEグレードのキャリパーブレーキを操作することは、SHIMANOが公式に問題ないとしています。
※なぜか上記互換表にBR-R7000の記載がありませんが、BR-R9100は載っているため単に更新が遅れているだけで、R7000シリーズも各STIレバーと互換性はあると思います。
交換については安全に大きく関係する部分ですので、自転車屋さんに依頼することをおすすめします。
◎ホイール
性能と見た目の両方が大きく変わるホイールの交換は、カスタムの花形とも言えます。
エントリーグレードの完成車に採用されているホイールは重量が重めで、ハブの精度もそこまでよくないものが多いです。
ただロードバイクを購入してすぐに交換すると付属のホイールがもったいないですし、初めから楽をしてしまうと交換時の感動が薄くなってしまいますので、1年程度は付属のホイールを使ってから交換することをおすすめします。
主要なホイールメーカーとしては、シマノ、カンパニョーロ、フルクラム、マヴィックの4社があげられますが、個人的にはシマノかカンパニョーロをおすすめします。
固めの乗り味で信頼性、メンテナンス性を重視したいならシマノ、柔らか目の乗り味で個性的なデザインが好きならカンパニョーロという選び方でよいと思います。
フルクラムはシマノ以上に乗り味が固いので、ロードバイクに乗り慣れていない状態で使うのはあまりおすすめできません。
マヴィックは低価格帯にあまり力を入れておらず、高いお金を払わないとよいものが買えないイメージです。
初めてのホイール交換であれば、シマノのRS500か、カンパニョーロのZONDAなんかがよいと思います。
出典 SHIMANO RS500
どちらも5~7万円くらいで購入でき、付属のホイールとの違いを体感できるだけの性能を持っています。
ハブのグリスアップ、振れ取り等を適切に行ってホイール本来の性能を発揮させるためにも、交換は自転車屋さんに依頼することを強くおすすめします。
最後に
全3回に渡って初めてロードバイクを買うときのポイントについてお話させていただきました。
この記事がこれからロードバイクの購入を検討される方の参考になりましたら幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。