【自転車メンテ】タイヤ交換のやり方

こんにちは。ねこまんまです。

今回は私が一番やりやすいと思っている自転車のタイヤ交換方法をご紹介したいと思います。

ロードバイクなどのスポーツ自転車は細くて軽いタイヤを使っていることが多いため、無視できない確率でパンクが起こります。

またスポーツ自転車は走行性能が高く長い距離を簡単に走ることができるため、パンク時に徒歩で自宅へ帰ることが困難なケースが多いです。

そのためロードバイク等でサイクリングをする場合、タイヤ交換の技術はほとんど必須と言ってよいと思います。

前提

ここでご紹介するタイヤ交換は、交換するタイヤがクリンチャータイヤ(チューブをリムとタイヤの間に入れて使うタイヤ)であることを前提としています。

注意点

タイヤ交換は採用するタイヤ、チューブ、ホイールの組み合わせによって難易度、適切な手順が変わってくると私は考えています。

私の方法は様々ある手順の中の1つととらえていただき、ご自身の構成と相性がよさようであれば採用していただく、または手順の一部をいいとこ取りしていただくくらいの認識でご覧になっていただければと思います。

動画サイトやブログ等で【超簡単】、【誰でもできる】といった表現でタイヤ交換の方法を紹介しているものもありますが、個人的には無責任だと思います。

必要なもの

タイヤ

今回はパナレーサーのエリートプラス(25C)を使います。

耐久性、耐パンク性に重点を置いているタイヤです。

パナレーサーのロード用タイヤはかなり固めで交換が難しいと言われています。

チューブ

今回はシュワルベ製のチューブを使います。

タイヤ同様耐久性、耐パンク性に重点を置いているチューブです。

タイヤレバー

今回はシュワルベ製のタイヤレバーを使います。

なぜこれを採用したかは後ほどご説明しますが、このタイヤレバーは個人的にかなりおすすめです。

タイヤレバーは1本や2本でも作業できますが、3本使うとより簡単ですので今回は3本使用します。

タイヤの取り外し方

空気を抜く

バルブを緩めて空気を抜きます。パンク時も一応やっておいた方がよいです。

ビードをリムから離す

タイヤを指で押して、タイヤのビードをリムから離します。(人によってはこの作業を「ビードを落とす」と言ったりします)

撮影の関係で片手でやっていますが、両手でやった方が簡単です。

またこの作業は両面とも行った方がよいです。

ビードをリムから外す(1つ目)

ビードとリムの間にタイヤレバーを入れます。入れる箇所はバルブ付近以外がよいです。

入れる深さは最低限にしましょう。深く入れすぎるとチューブを傷つける可能性があります。

手順としてはまず3本すべてのタイヤレバーを入れます。

3本すべてはいったら、順番にタイヤレバーを倒していきます。

始めに3本ともタイヤレバーを入れる理由は、1本目を入れる→1本目を倒す→2本目を入れる→2本目を倒す…とすると、段々リムとビートに隙間がなくなってきてタイヤレバーが入れづらくなってくるからです。

3本のタイヤレバーを倒すと、2本目のタイヤレバーが自然に取れますので、1本目と3本目もチューブを傷つけないようそっと外します。

あとはタイヤレバーをビードに沿わせて一周すれば、片方のビードは簡単に外れます。

ここでもタイヤレバーを深く入れすぎると、チューブを傷つける可能性があるため注意です。

チューブをリムから取り出す

バルブナットを外してバルブの反対側から外していきます。バルブとバルブ付近は繊細なため、最後に余裕のある状態でゆっくり慎重に外します。

ビードをリムから外す(2つ目)

もう一方のビードは適当に引っ張れば外せます。

これでタイヤを外す作業は完了です。

パンク時はこの時点でパンクした原因を調査し、それを解決した状態で以降の作業を行わないと、再度パンクしてしまう可能性があります。

パンクの原因は様々ですので、ここでは割愛させていただきます。

タイヤの取り付け方

ビードをリムにはめる(1つ目)

タイヤの向きにだけ注意して、外したときと逆の手順で作業すれば簡単にはまります。

わかりづらい画像で申し訳ありませんが、タイヤの向きは矢印で表現されており、それがタイヤの側面に記されていることが多いです。

その矢印の向きとタイヤの転がる方向が一致するように組みます。

またタイヤのロゴとバルブの位置を合わせることで見た目がよくなったり、パンクの原因調査が容易になるなどのメリットがありますが、私はそこまで気にしていません。

チューブをリムに入れる

「リムに乗せる」なんて表現をされる方もいますが、外すときとは逆にバルブから入れていきます。

その際、チューブには少しだけ空気をいれておくとよいです。

まだ入れていない方のビードと一緒に入れようとすると失敗の原因になるため、順番にまずはチューブだけ入れます。

作業後はきちんとリムに収まっているかをタイヤをめくりながら確認します。

ビートをリムにはめる(2つ目)

バルブの反対から左右均等にはめていきます。

バルブに近づくにつれてはめるのに力が必要になり、ある地点から手ではどうやってもはめることができない状態になります。(やわらかいタイヤだと、そのまま最後まで手ではめられたりすることもあります)

ここまできたら再度タイヤレバーの出番です。

はまっていないビードの左右をタイヤレバーで固定します。

ビードを外すときに使ったところと反対側がクリップのようになっており、そこでリムを挟むと以降の作業でビードが現状よりも外れることはなくなります。

さらに3本目のタイヤレバーをリムとビードの間に差し込みます。

この手順がチューブを傷めてしまう可能性が最も高いですので慎重に行います。

注意点としてはゆっくり確実にリムのみがタイヤレバーの先端に引っかかるように差し込んでいきます。(ここで勢いよく差し込むとタイヤレバーがチューブにも引っかかってしまい、その状態で次の作業を行うと高確率でチューブが破損します)

また差し込む個所は残ったビードの中心ではなく、ある程度左右どちらかに寄ったところに差します。

そして差し込んだタイヤレバーを上に起こします。

起こしたタイヤレバーはチューブを傷つけないように、タイヤを押してタイヤとリムの間にスペースを作った状態で抜きます。

同時にビードがはまった分、左右どちらか(この例だと右)のタイヤレバーをスライドさせます。

これで右側のビードが概ねはまりましたので、左側も同じ手順を行います。

このように「ビートを入れる→タイヤレバーをスライドさせる」を繰り返すことで、入れたビートが再度外れることなく着実にビートがはまっていきます。

最後の残ったビートが小さくて手ではめれそうであれば、リスクを減らすためにタイヤレバーを使わず手で作業する方がよいです。

ポイントとしてはバルブ部分のビートを最後に残し、そこはタイヤレバーを使わず手ではめることです。(バルブ部分のチューブは特に繊細なため、タイヤレバーを突っ込むと損傷させてしまう可能性が高いです。)

左右のタイヤレバーももう不要なので外します。

最終確認としてチューブがビードとリムの間に挟まっていないか確認します。

ビードをリムから離すときと同じ要領でタイヤをずらして、隙間からチューブが見えなければ大丈夫です。

面倒ですが各面を1周回しながら確認していきます。

あとはバルブナットを締めて規定値まで空気を入れれば完了です。

異常(膨らみ方が均等でない、ビードがきちんとはまっていないなど)がないことを確認しながら、いつもよりゆっくり空気を入れています。

タイヤレバーを使ったタイヤの取り付けは、チューブに空気が入っていない状態で行うと、タイヤレバーがチューブを傷つけてしまう可能性が上がります。

そのため一連の作業は通してチューブに少し空気が入った状態で行うことが望ましいですが、物理的にどうやっても空気が入った状態では不可能な場合、仕方がないのでリスクを負ってチューブの空気を抜いて以降の作業を進めます。

シュワルベ製のタイヤレバーの特徴

ビードを固定する機能がある

ご紹介したようにタイヤレバーの片方がクリップのようになっており、ビードを固定することができます。

それによって両手を「ビードをはめる」行為に注力することができて作業が非常にやりやすいです。

この機能がない状態でビードをはめようとする際、はめようとしているビードと逆のビードを外れないように抑える労力が必要になったり、それを避けるために広い範囲のビードを一度にはめようとして、結果的に作業の難易度が上がります。

爪が浅く角度が小さい

パナレーサー製のタイヤレバーと比較するとわかりやすいです。

シュワルベ製の方が全体的に平べったいです。

そのためパナレーサー製に比べてリムやビードに引っ掛けるのがちょっと大変です。(個人的にはストレスを感じるほどの差はありません)

代わりに角度がない分、ビードを入れる際チューブを圧迫しないようで、シュワルベ製のタイヤレバーでタイヤ交換をするようになってから、チューブを傷めてしまうことがほぼなくなりました。

素材が若干もろい?

クリップ部を使う際、丁寧にリムからの脱着を行わないと段々削れて行きます。

あとビードをはめる際も結構しなります。(破損したことは一度もないです。)

私は念のため2セット(6本)を自宅用と外出用で分けて使って、破損したら追加で購入することにしています。

まとめ

いつものごとく無理やりまとめますと以下の通りになります。

全体を通して落ち着いて丁寧に作業する

出先でバンクしたりしますと焦ってしまいますが、心を落ち着かせ、落ち着いて作業できる場所に移動してからゆっくり作業をした方が成功率は上がります。(経験談…)

自分なりの手順を確立する

この記事も含め、インターネット上の情報を鵜呑みにして、ぶっつけ本番で出先でパンク修理をすると失敗する可能性が高いです。

インターネット上の情報は参考程度として、自宅等の失敗してもよい場所で実際にタイヤ交換をしてみることが重要だと思います。

安定してタイヤ交換ができるようになるまでに何本かチューブを無駄にしてしまうかもしれませんが、それでも出先でパンク修理ができず帰宅困難になるよりは数倍マシだと思います。

以上です。最後までお付き合いいただきありがとうございました。